みなさまいつもお世話になっております。
小学校受験コーチのかけるです。
まずは、連日の試験本当にお疲れさまでした。
結果が出てホッとされた方もいれば、悔しい思いをされた方もいらっしゃると思います。
また、これから発表を迎える方もいらっしゃると思います。
いまは不安や緊張もある時期ですが、実は”ここから動くご縁”もあります。
それが「補欠・繰り上げ合格」です。
小学校受験における繰り上げ合格の仕組みや時期の傾向を知っておくことで、少し心を落ち着けることができると思います。
そこで今回は、補欠・繰り上げ合格について情報を整理して、お伝えしていきたいと思います。
目次
「補欠」に関する学校ごとの方針の違い
小学校受験における「補欠」の方針は、学校ごとに大きく異なり、主に以下の2種類に分けることができます。
1.補欠番号を明示する学校
このタイプの学校では、合格発表の際に「補欠◯番」という形で番号を通知します。
これは入学辞退者が出た場合に、番号順に繰り上げ合格の連絡を行うことを前提としている仕組みです。
補欠上位の場合は、発表から数日〜1週間以内に連絡が入ることも多いです。
2.補欠番号を明示する学校
一方で、補欠番号を出さない学校も多く存在します。
この場合、通知上は「合格」または「不合格」のどちらかしか届きません。
しかし実際には、不合格の中から学校側が内部で補欠リストを持っており、入学辞退が出た段階で順次連絡をしているケースがほとんどです。
そのため、最初の通知が「不合格」であっても、その後に繰り上げ連絡が入る可能性があります。
以上を踏まえて、まずはご自身が受験された学校がどちらに属するのか確認するようにしましょう。
補欠の連絡が回る3つのタイミング
補欠や繰り上げ合格の連絡が入る時期には、ある程度の傾向がありますが、その背景には毎年異なる学校間の動きや、保護者側の進学判断のタイミングが密接に関係しています。
小学校受験は複数の学校を併願することが一般的であり、本命の学校で合格が出ると、他校(併願として受験した学校)を辞退する家庭が一定数出てきます。
その辞退者が出た瞬間に、次のご家庭へ繰り上げ合格の連絡が回る、これがいわゆる”波”が生まれる仕組みです。
その補欠の連絡が回りやすい波を3つご紹介します。
①11月中旬頃~
最初の波が訪れるのは、11月中旬頃です。
早稲田実業初等部や慶應義塾幼稚舎など、いわゆる上位校の結果が出揃う時期です。
これらの学校を第一志望とする家庭が多いため、他校で合格をもらっていても、「本命に合格したので辞退する」というご家庭が一斉に動き始めます。
その結果、同時期に複数の私立校で欠員が発生し、最初の繰り上げ合格の連絡が一気に動くのがこのタイミングとなるのです。
特に、補欠上位の方は合否発表から数日以内で連絡が入ることもあり、「こんなに早く」と驚かれるご家庭も少なくありません。
②11月下旬~12月初旬
次の大きな波は、11月下旬から12月初旬にかけてやってきます。
この時期には、筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校など、国立附属校の1次・2次試験が実施され、その結果が発表され始めます。
国立を本命にしている家庭は、ご縁をいただいた瞬間に私立を辞退します。
そのため、国立の結果発表直後には再び辞退が増え、私立各校で2回目の繰り上げ合格が動くという構図になります。
特にこの時期は、「補欠番号が動き始めた」「12月に入って連絡が来た」という声が多く聞かれます。
③1月~2月頃
そして3つ目の波が訪れるのが、年が明けた1月から2月にかけてです。
この段階になると、家庭の事情や転勤、体調、兄弟姉妹の進学先との兼ね合いなど、より個別の要因で辞退が出始めます。
既に入学金の納入も済み、制服採寸や入学説明会も終えている時期ですが、それでも状況の変化によって辞退する家庭が一定数存在します。
学校側もそうした変動を想定し、最終的な入学予定者数を確認しながら調整を続けています。
そのため、1月から2月にかけても「突然電話があった」「まさかこの時期に」といった繰り上げ連絡が入ることがあり、まれに3月に入ってから声がかかるケースすらあります。
このように、繰り上げ合格は一度きりのものではなく、入学手続きの進行や他校の発表スケジュール、家庭の判断時期によって、いくつもの”波”を経て動いていきます。
こうした動きの差は学校の規模や人気度、そして他校との関係性によって左右されるため、どれだけ待てば連絡が来るという明確な線引きはありません。
だからこそ、結果を受けてすぐに気持ちを固めすぎず、場合によっては1月頃までは静かに心を整えておくことが大切です。
補欠・繰り上げ合格の連絡方法
補欠や繰り上げ合格の連絡方法は「電話」「メール」「郵送」など、学校によって異なります。
いずれの場合も、学校側は迅速に確認を取る必要があるため、締め切り期限は早めに設定されているケースが多いです。
そのため、電話やメール、ポストはこまめにチェックしておきましょう。
また、もし補欠の連絡方法やタイミングについて不安がある場合は、募集要項等を再度精読したうえで、学校に直接問い合わせておくと安心です。
さいごに
補欠や繰り上げは、ご家庭の努力が報われる”もう一つのご縁”とも言えます。
学校側も、入学後の在籍を慎重に見据えて選考を続けています。
「ご縁がなかった」と感じる瞬間があっても、 数週間後には状況が変わることもあります。
どうか焦らず、静かに見守りながら、お子さまとの時間を穏やかにお過ごしくださいね。
コメント